2026年6月8日月曜日

日本比較教育学会 第62回大会:ラウンドテーブル発表

本研究に関連して、日本比較教育学会第62回大会のラウンドテーブルでの発表が決まりました。

この大会は、2026年7月3日(金)から5日(日)まで、立命館大学衣笠キャンパス(京都市北区)において開催される予定です。

大会では、各国・各地域の教育を比較しながら、現代社会が直面する課題について多角的に議論することが目的です。

本研究チームの研究代表の高柳妙子氏(長崎大学)が座長を務め、研究分担者の日下部達哉氏(広島大学)が討論者、同じく分担者の藤崎竜一氏(帝京大学)の他、下山多映氏(帝京大学)及び服部拓磨氏(広島大学博士課程在籍)の計3名が発表予定です。

ラウンドテーブルの要旨は以下の通りです。

 現代社会において、STEAM教育は科学技術、工学、芸術、数学を統合した新たな教育パラダイムとして注目を集めている。しかし、その実践の多くは、欧米型の近代科学観に基づいた学校教育の枠組みに終始しており、地域の文化的多様性や、学校外で展開されるインフォーマルな学習経験を十分に包摂できているとは言い難い。特に、開発途上国における伝統的な知識体系や、デジタル化に伴う草の根的なスキル形成プロセスは、既存のSTEAM教育の議論から看過されがちである。

 本ラウンドテーブルは、こうした現状を背景として、STEAM教育を「学校内外に広がる多様な学びの実践」として捉え直すことを試みる。日本、キルギス、パキスタンの三カ国における四つの具体的な事例を比較検討することで、近代科学と伝統知、あるいはフォーマル教育とノンフォーマル教育が交差する場としてのSTEAM教育の可能性と課題を明らかにすることを目的とする。




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