本研究事業では、「一般住民における喫煙、大気汚染、水質汚染と肺疾患リスクとの関連性に関する認識調査」として、ハイバル・パフトゥンハー(Khyber Pakhtunkhwa)州アボタバード(Abbottabad)の山岳部の人々を対象に、100名以上の聞き取り調査を行いました。
現在、アボタバードの北部に位置するマンセーラ(Mansehra)の山岳部の人々100名を対象に、同様の聞き取り調査を行っています。
喫煙や環境汚染が原因で、世界的に肺疾患(COPD、肺がんなど)の罹患率・死亡率が高いことが知られています。一方で、喫煙リスクは広く知られている一方、大気汚染や水質汚染がもたらす肺疾患リスクについて、特に中低所得国における一般住民がどの程度正確に理解しているかを統合的に調査した研究は少ないです。
パキスタンは、近年世界ワーストの大気汚染が報告されている都市(ラホール等)があるだけでなく、肺疾患の罹患率が高いという報告がなされています。他方、大気汚染が深刻とは考えていないようなパキスタン北西部山岳部では、知識・態度にかかる情報は今後の研究にとって重要なデータとなります。
https://www.hrw.org/news/2024/11/19/pakistans-deadly-air-pollution-crisis