3週目(2025年11月23日~29日)の前半はCESA2025への参加でしたが、後半の26日からは、イスラマバード、アボタバードの関連機関への訪問、本研究の現地協力者との打合せを行いました。
現地NGOのCHIP(Civil Society Human and Institutional Development Programme)のイスラマバード事務所に訪問し、同NGOの戦略、実施中事業の説明を受けつつ、現地協力者であり、かつ同NGOのスタッフとして活躍するNawaz氏と、これまでの調査(アボタバード山岳部の学校のWASH、同地域のコミュニティの人々を対象とした呼吸器官疾患と環境、伝統医療等)に関する確認と今後の進め方について議論した。Nawaz氏は、2009-2011年にアボタバードで実施されたJICA技プロ「障害者社会参加促進プロジェクト(A STAR Project)」の元スタッフであり、障害当事者でもある。JICAパキスタン事務所を訪問し、CESA2025、本調査に関する報告とともに、インクルーシブ教育にかかる情報交換を行った。本科研事業代表の高柳妙子氏と現地協力者の池田直人氏はいずれもJICA海外協力隊の元隊員であり、パキスタンの教育への思いは強い。
アボタバードのLight House School for Blind Girlsを訪問。校長のAyaz氏は、全盲の視覚障害当事者である。写真はJAWS(英語版)と呼ばれる視覚障害者向けのスクリーンリーダーがインストールされたパソコンで、生徒がタイピングの練習をしている様子。同校には、WWFとFCDOによって寄付された太陽光発電システムが設置されていた。
アボタバードはイスラマバードよりも北部にあり、気温も数度低い。レンガと鉄骨で作られた建物内はさらに温度が低く、生徒たちは校庭で授業を受けていた。Light House Schoolには、アボタバード外、遠くはカシミールから、寮に入って学ぶ女子生徒もいる。